昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

陥没


 切り裂かれて枯れ果てた後に敷衍する空間などを幼稚に搾取するだけの悪趣味な錯覚から、通り雨が空疎な自分を濡らす距離に歯がゆく悶える空間的な空腹を埋めるための貪婪な背景に生じる由縁などが幾重にもからまりながら、空回りする精神は、卑劣な論理をかかえ、寡占されるだけの欲望が真実の愛すらも破滅に追いやるような原理的に惰性な性質を横溢させるだけの隔世遺伝で変化する善悪から、回転する脳内で挫折していくだけに至るような硬質な面影が加算されるためだけに複製される不安感から、痛みを解消できずに、緩衝する先々で対比されるだけの思い出から放たれ、幻影におびえるだけの貪婪な人々の墓地で改造されるだけの因子としての孤独を加速させるだけの制限を生み出し、保たれる思いなどは、ここで横暴な支配を繰り返し受け入れることだけが、ここでの平静を保ち、ここでのしあわせを決定的なものに変えるのだ、と弾圧される精神は、いくつもの戦争を生み出し、隔てられる精神は、恒久的なしあわせを祈るが故に次々に戦争を生み出す機械として、気配を牛耳るための独裁者として、数億の命をあずかる権力を自動的に処理していくだけの自慰的な快楽に抹殺されるための犠牲を孕み、懶惰な精神がかかえこむタナトスが加速し、死の巣へと帰還するためのペシミストどもが徘徊する虐殺されるための深夜で悔恨を溜め込むだけの道理にみちびかれるだけの悲観的な受理から、充当されるものなどは、そこで統括されるためだけに試されるための精神を肥料に変え、形成される苦しみで何度も恫喝していは、指定される意味の中でしか働きを加えぬようなものを確かなものように崇め、そこで即席の理由を決め込みながら、均等なものすら死滅した大地で代理品として、貧寒な連中の道理や道楽のために枷を嵌められた短絡的なアイロニーに加護されている者どもの復讐のリズムから、理性すらも死に絶え、独善的な煉獄へと運ばれるためだけに生産的に生まれた子供たちが固執する世界などは、そこで保たれるための均衡のために制限もなく働くことだけが、ここでの正義を保つ秘訣なのです、と語るような独善的な性善説の専用機として、告発し続ける先々で乖離していく理解と、乖離していくシチュエーションの死地へと運ばれるための憎しみで加工されたクローンどもが徘徊する未来で滑落していく精神との比率を保つための卑劣な戦争の硬度を保つためだけに働き続けるのだ、と統合される悲しみだけを植え付けられ、関する切片から垂れ流れる機械油や、回転する座標と対立し、星の終わりを観測し、横溢する自らの残虐な制度から不潔さを保つための疑念を吐き出すほどに博愛を忘れ、憎悪を膨張させた精神は、得たものを否定することから逃れられずに、与えられたものだけが、ここでの価値を作り上げ、確かなものを形成することこそが、ここでの姑息さを昇華させるのです、とうながすような鈍磨で鈍感な精神が摩耗し続ける先に延々と縫い付けられていく衝動性から、憧憬へとみちびかれるだけの彼らが凝固する瞬間に現れる快楽と消費の関係におちいるほどに死へと活塞し続ける精神は、死に圧縮されるのだ、と騙るような性悪説に至るまでの軌跡に保たれる関連性に連動していく死へとちぐはぐになり、生きるとは逸脱することであり、そこで保たれるべき不安などは存在もせず、この存在すらもすぐさま消えてなくなるようで、次々に要理を生み出し、耐え抜くほどに強固になる精神は、聖域を用いずに、ただ現れるものに消費され、取り込まれるよりも、すべてを虜にし、利己的に働き続ける先に席巻されるために生み出されたためらいが惰性なものへと導くほどに魯鈍なものに変化し、関係するほどに、ここでの行いとは、関するほどにわざわいを生み出し、隔てるものを構築していくだけに至るような正しさを正義と名付けた途端に悪は利用されるためだけに次々に形を変え、意味を変えては、正義により悪は生産される。退廃的な呪詛から、重圧に耐えられずに逃げることを教わっていない君は、自らを救うために逃げることを知らないから、ちぐはぐなままに傀儡になり、担うべき意味を嵌め込まれ、陰鬱に消費するものに左右され、対価を求め、短絡的な愛を浪費し、老化するだけの身体を均等に分離させ、浪費し続けるほどにちぐはぐな精神は、幼いままで、応じるだけのこころは枯渇し、狡猾な者だけが、ここでの正解をうながし、確かなものこそ、世界を制するのだ、とあいまいなマインドが措置する正しさに指図されることなどがうながす正解が示す世界などは、世界としての形を保つためにすべてを犠牲にし、潰えても尚、破壊したりない、と次々に破壊し続ける。