昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

そのままでいて


 生まれたままにアナーキーなものを紛失せずに、センチメンタリズムに昇華していく創造性から、合成された時折を堪能し、短絡的な愛を廃棄するための記号化した余韻にもとづく迎合されるだけの罪や、いびつな経路を歩き、詠じることばに紛失していく思いが狂騒を走り抜け、磔にされる思いが誘導され、誘引される時折にひずむロジカルな罪を加速させるだけの正義を偽装し、犠牲にするために用いる神話により、有する価値をカタトニーに変えるための偏執から、変幻自在にとびかう慈愛や、幽遠に擯斥されていく思いは、生きながらえるほどに現れる孤独な起因から逃れるために、何かに没頭し、依存することでしか、そこでの苦しみを解消できないものか、と管轄で持続されるものなどが、時間を管理し、加算される時間から逃れられずに、現れる苦しみや、そこで補完されるだけの罪を利用し、流用されるものがあたかも真実を語るような間から背反できずに、乗じる由縁や、有益なものを用いるほどに、モチーフとされるものの魯鈍さに絶えかねずに、体系化していくものが経過していく後先で愛された記憶の欲深さに、あらゆる現時点を切り裂くような夜の雨にもとづく音との共通項や、協調性を用いるほどにシンパシーとは強固なものに変わるが、絶えず与えられる影響により、簡単に駆逐されてしまい、さらなる苦しみを培養するだけに至るし、いたわることすらできずに、出来合の真実を作り上げ、形跡を踏み躙るために不幸や不満を倍増させるだけのコードから、恒常的な苦しみをまき散らすだけのコードや、意志を底上げできずに、そそくさと消え去り、査定されるだけの身体を売買しながら、最たる意味を見つけられずに、差異の中で沈殿していく意識が、そこなう瞬間を永続するために主観を失うような瞬間に持続される時間とは、ただ時間であることの認識に迫る貪婪な機械として欲動するものを本質的なもので破壊するために続ける駆逐から、蓄積される思いが畜殺を続け、中庸を保つべきだ、と押しつける民族的な補完から、悲観的な感性が保つルールに勤勉であるほどに、ここでの苦しみは繰り上げられ、今に苦しみを加速させ、意思に枷を嵌め、意識に化粧を施し、継承をうながし、そこで引き継いだものを延々と継続するためだけに、その命は与えられたのだ、と妥当な意味から、位置的な苦しみが見出す住まいたる身体に補完される苦しみを駆除するために、この意志とは絶えず力を呼び覚まし、散漫な形式を飛び越え、簡単に処理されるだけの現在に抵抗し、接近する痛みに反し、蔓延る意味に屈従するよりも、そこで従属することを求めるよりも、より鋭く切り裂くために、この命は、どこからも継続を求めずに、ただ白痴なままに、貪婪な者の気配を嘆じるだけのキャピタリズム的なモンスターをハンマーで叩くために、ここでのよろこびに追従する快楽主義的なバビロンの道具として、偶像崇拝を続けるだけの偶然性に全的なものは枢要なものをそこない、全体主義におちいり、衆愚が打ち出す政治性などは、悲劇すら生まずに、ただ退屈に継続されるための世界を捏造し、増幅する孤独を再利用するような依存的なものに麻痺し、悶絶する意識はしいたげられ、そこで発見されることもなく餓死し、眼前に迫る孤独な死を再生し続ける永遠性の陰影に住まう孤立したものを可変させるために変形するよりも、より鋭く研ぐという結末から、アイロニーが用いる償いのコードや、恒常的な空疎さを破棄するために隘路を押し広げるような強靱な腕から、運命論に波食していくものが腐らす優美な結末に誘導されるだけの次元をも破壊するようなこころみから、ここで高次を用いることで、何かを見下すような変換から、傲然たる態度で対応を続けるような慢心にたまる迎合されるための罪を犀利なものとして崇めるような罪深い欲からの解放を謳うだけの性悪説的な宗教的な滅ぼしのコードや、そこで硬度を保つためだけに磨かれた罪は、どんな罪よりも重い罰を与えられるべきだ、と語る懐疑的なニヒリストどもの一貫した暴力性にはつきあいきれずに、汚い金をふんだんに使い、追憶に比するだけの価値の奴隷として、あらゆる真理を元手にして、用いられる答えを再生産するために自らが語ったかのように仕向けるような独善的な公用すらも超越するような全体性を食い尽くして、駆逐しても尚、迫る時間との闘いを続けるよりも、ただ逃げ惑い、自由にすら捕まらずに、そのままに。