昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

紙切れ一枚の悲劇


 きっと私以外すべてが神で、まとう意味も、奉る意味もなければ、そこかしこでうごめくものが埋め込まれ、植え込まれる前に生まれる先々から、惨憺たるものや、崇めるものすらもなければ、現れるすべてが完璧で、完成される以前に真っ当で、全的なものからあふれるものが神々しくものがたる瞬間も、感じ取れば、勘違いをふくんでは遅配していく瞬間に移行していくものが循環し、今を惰性にしのぐための永遠性すらも飛び越えて、構築される以前に駆逐され、空間的な余韻や、引用されるだけの物事や、そこで磔にされるものや、些細な言動に引きずられ、幻影をかかえ、卑近なものが連続し、段落を生んでは、飢えた瞳で、人混みを壊すためのためらいから、ハーモニーに追従する意識的な横溢や、主観を膨張させ、やがて超新星爆発を行い、行いとは瞬時に破綻するために生み出された制限により、ここでの正しさに隷属し、断続する苦しみもやがては気配すらもかき消し、軽薄なものを用いるためにいらだつ君の理想論に遭難していく意識も高慢さをかかえ、データを紛失し、分針をもへし折り、旺然と繰り返される出来事が絶えずからまり、過去からここまでの距離を用いるための時間すらも裏切り、ここで管理されるためだけに生み出される理由からは、はみだしながら、蔓延る悪意が万物を作り、流転していくものがバビロンを形成しても尚、すべては神であり、網で捕らえられた自己は身動きもとられずに、途端に現れるものが復讐を続け、懈怠していくだけの前衛的な過去が、絶対性を謳いながら、たゆたう季節や、うごめく魑魅魍魎どもが託すコードや、同化するほどに瞬間の重みに耐えきれずに瞬時に引きちぎられるだけの君が蛇行し、信仰するものすらもなければ、ここでかかえているニヒリズムすらもなく、ただ無いものとは、有るものに満たないだけで、有るものも無いものと等しく有ったとしても、有ることを認識しなければ、無いものだ、とうながすような弁証法的な対立から、思うものとは、すべて可能なものであり、そこで不可能であったとしても、違う次元では成立し、同じような過去のどれもが違う次元では、違うことを認識し、違う現実を過ごしていくために分裂していく私は、多幸感にみちびかれながら、過去とはどれをとっても同じものもなければ、そこで過ごした思い出などのどれもは、違う過去から引き出され、誰かもわからずに蓄積された過去からここまでの形跡すらも、私が踏んだことすらもわからぬままに、ここまで歩んだ軌跡とに嘆じることもなければ、そこで祈ることもしないで、そこかしこにあふれるジレンマや、あらゆる形式を踏み躙る途端に不意に思い出すものが、物事を形成し、おののきながらも遠のく先々で引き裂かれ、相似するものですら、よくみれば、すべては少しずつ違うし、やがて破裂するだけの身体や、暗く沈んでもいつかは晴れるし、しじまで溶ける瞬間に跛行するコードや、交互する瞬間がもやされてはもだえ、しらじらしく謳われるものが価値観を決め込む間に蔑むものが算段する間に簡単に処理される身体に与えられた価値など空疎なものであるし、やがて勝つも負けるもなくなり、背反することだけがすべて、と悟る間にすら背反し、反することだけが、物質的な役割であるし、あらゆる原形を組み替え壊し、こしらえ託すよりも、大概に果てるだけの充実感や、従事するよりも、重用なものすらそこないながら、即席の理由などが用いる自由などは、時代性に貧寒さを巻き込んでは、革命に移行させ、笑みすらも滅ぼすから、方方に与える影響とは、栄光すらも求めずに、栄枯盛衰を繰り返し、狂い咲く瞬間に主観とは永久をコードに巻き込み、恒常的なしあわせと同化し、道化師として、あらゆる原理を笑いとばし、涜神的なものを謳うよりも、神として定めるための神を設立した者が涜神者であり、冒涜を繰り返すために神を利用し、何かを奪うために神を使い搾取するような悪魔じみた奴らが謳うような神などは、その者の利得のためだけに利用されるための神を崇めるための神などは、神ですらなく、現金に換えるための両替機であり、そのような者が作る理屈により、数千年の義務的な罪にさいなまれ、ここで与えられた名により、苦しむような罪をぬぎすて、歓喜に至るためにただひたすらにヒステリックに文明を否定するような輩が謳う排除や、空疎な自分を互換するための機能的なカオスを生み出すような怠惰な輩を超越する。