昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

大量破壊兵器的な私情

少女たちの
憂鬱な食器に移る
モノグラムや、
空腹の影で出来た、
デカダンのシャンデリアや、
シャンプーを洗い流す音や、
写実的なものに囚われ、
延々とトリートメントを
ぬりたくる淡い色や、
補完される感情が、
競合する思いにひたりながら、
貪婪で空疎な時代に
ほくそ笑む君が煽り、
成立していく世界。