2018-09-26 母になった途端に世界はかがやく 母体に咲く秋桜、 夕焼けにちりばめられた、 意識の滓、 囚人服や喪服を着た 奴らが満タンな電車の中で、 彼方で泣く君の様子を、 そっとながめる美しさだけが、 存在の確かさを再認識する空の痕。