昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

猫の見つめる先

猫は呆然と
星の終わりを
ながめ、
星の涙を食しながら、
ながらくに配された
愛も腐食し、
しなびた夢を
忘我に破棄しては、
短絡的な
動機を廃棄し、
退嬰的な予感を
かかえこんでは、
夜露に濡れ、
意識を闇に陥落させる。