昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

誇大妄想の夜

象の足の裏に
咲いた魚の目、
シンボリックな
影を踏む、
誇大妄想の子供たちが
なぎ倒す善と悪、
カフカの現時点を
加速させると、
宇宙の裏側に侵食し、
神になるらしく、
全宇宙を食い尽くした後で、
まだ足りないと
嘆く健気な彼女の
箱庭での奴隷と化すのです、
私たちは、
湿地で無言でぬかるみにはまり、
なにかを拘泥するのです。