昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

猥雑


 時間に押しつぶされた虫たち、隠語を放つ夜の市街戦をくぐりぬけ、アンチテーゼを語る淫蕩な復讐劇から、劇的なセレナーデがふりそそぎ、カタルシスが瀰漫させる腹心にせまる悪意のどん底から、硬質な論理をたずさえ、哲学的な焦燥感をかかえた黒猫と共に旅立つ衝動的な行為にもとづく迎合されるだけの真実に帰任するだけの、君の悔悟をため込むための固執する精神に反し、汎用される劇的な悪意を加工するための品位とは、ここで貧賎なものにかかわり、開示されるものだけが、ここでの啓示を決め込むから、宗教的なものとはカタトニーにおちいり、リリシズムを遡及できずに、敗者として厳かに歩くことが、主観的な正しさへと導くのです、と語る偽善的な目が青白くかがやく不気味な強度をたずさえる空間にただよう悲愁のメロディーから、姦淫の罪を謳う議論的な内臓に住まうパラサイトどもが複製されるための真実を崇め、痛みを感じるためだけに、何かを大切に恨むような独善的な復讐の論理から、貧寒な理想の地層に流される毒素や、プロパガンダや、がんじがらめの理想に狂騒するだけの倫理的な緩慢さや、ガンマ線や、管理されるためだけの奴隷として、隷属するための真実にかさばるだけの私欲を滅亡に追いやるためのお家の中で欺瞞をたずさえ、しみこむプロトニウムから、四面楚歌な現在に興じる所以などにアイロニカルに打ち出す悲観的な物語の苦痛を昇華させるために生み出す敵から、適当な真理にもとづく現前とは、ただ消費されるための存在としての存在を定立させ、定理として出迎えるものなどは、正しい顔をしているだけで、正しさを補完するために奔走するだけの正しさなどは、正しくあろうとするほどにねじまがり、謀るだけに至るような現在に典麗さの欠片もなく、彼らは帰るための家すら破壊し、遊牧民として生きることをしないで、そこでしばられることだけが、ここでの不安を解消させられるという幻想から放たれるべきであり、出来合の真実が継承してきたものなどは、生きることに反するようなものであり、そこでのリアリティーとは恐怖を体感し、そこに襲いかかる不安を創造的に昇華させ、自らという須要なものに転じて行く不安を次々に解消し、せまる不安などはエモーショナルに解消し、終わりにたまる汚穢や、そこで貧寒に打ち出される愚問や、空疎な自己に嵌め込むべき正しさなどは、ただ何かを抑圧させるためだけに、互いを即座に緊縛し、均衡などは保てるはずもなく、そこにかかる力に反するほどに、外から現れる力は、そこに反する力よりも強大な力により、そこにあるものすべてを粉砕し、残らずに破壊し尽くすことに現れる快楽を神として崇め、あらがうほどに現れる快楽の焦土や、症状を悪化させるために現れる愛にあらがえずに、現れるままに倒錯する現在に等差は生まれ続け、そこで阻まれ続けるだけに至るような想念が遭難し、相似するほどに互いをとがめるような理想の中で恒久的に呼吸することもできずに、こじれる。指導者も敗し、感傷的に欠如していく精神が悲観し続ける先々で対立を生み出し、運命論に引き裂かれるだけの正否から、反するほどに現れるおどろおどろしい不安に抑え付けられるほどに、反する思いだけが、物事の重さや軽さをも超えて、ここに現れる苦しみなどは、すぐさま解消されるだけに至るし、そこに現れる苦しみなどは継続されずに、そこで解消されるための苦しみであり、次々に苦しみを運ぶのは悲観的な自己であるし、その意思に反することだけが反抗とよべるし、そこでとどめられるだけの意思とは、すぐさま解消されるべきであるし、現れる意味などに復元されるものなどが、何かの奴隷として、蓄積される苦悩に反せずに、作用を求めるほどに、外から現れる力だけに関し、互いを監視し、正しくあろうとすればするほどに、正しさとはねじ曲がり、歪曲し続ける先に現れる偏りから、理性もなく裁くことだけに重きを置いた正しさが、赴きすらも排除し、ただ裁くことで現れる快楽だけを求め、依存的に反する間に監視は強化され、互いを破壊するために用いられる強度により、互いを苦しめるための理想が謳う理性から、理想とは、希望を失い、ただ求められるしあわせに引きずられ、卑近なものをかかえ、加算される原理に支配され、芝居を続け、悪意を溜め込み、混同していくほどに、混乱する精神は、正否を求めるほどに、自らの間違いに気付かずに、何かを否定するほどに、自らの正しさとはゆがんでいくだけに至る。