昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ふたりのおわり

森は慟哭する。反響する言葉を裏返しにして使い、つたない所以に攪拌される時に高揚し、猶予を嗜みながら、かみしめる時間とは、永遠に近いようで、それは瞬時に終わりを告げ、つたない瞬間は、主観をそこないながら、闇に粛清され、連動する意識は、境目を持たず、今にもひるがえされ、多目的な理由を流動させ、ふしだらに眠る。黒い女の子は、信仰や真理を捨て、崩壊しかけの精神をも片手間にして、ほふられる質感にたもたれるべき余韻すらも、因果律に駆逐され、朽ち果てるだけの身体に照り返していく余韻が、インタラクティブなものに変わり、かかわるほどに、かけがえのないものが駆け巡り、懐疑的な日々に備蓄されるものに借り出される、打算的な思いにより、もたらされる苦しみなどがきな臭く、あるいは機械的で、快楽的なものを封印するニュースは、印象操作にいそがしく、現代的なケダモノたちは、かいがいしく何かをむさぼる陽気の中で、孕む悪意が、同族嫌悪にいたり、いつのまにか、カニバリズムを浸透させ、苦しむからこそ、互いを食らうのだという苦しみから逃れるために、儀式的に食らうものが、森を悪魔的なものに変えて、終わらぬ憎悪は、増減を繰り返しては、位置的なまやかしに嵌り、安易に処理される悲しみに隔てられ、惰性にみちびかれる精神は、どこか不安定なままで、逓減される思いがつなげる生産的なまやかしから、あいまいな始動を試みては、広域に吐き出される呪詛が、次々と悪意を伝染させ、貪婪な正義は、その悪を狩るために、次々と悪を生産するような仕組みこそが、打算的な愛を錬金術的に生み出し、終わらない快楽が、悪いように語られる信仰的なカラクリから逃れるために、底なしの欲望を孕んだ懶惰な、資本主義が生み出した、まぼろしや、ロストしていく真実は、みすぼらしいものを排除するほどに、自らがみすぼらしい者に変化し、変遷をたどらず、悪魔的な自己にそぐうような形をした神を、偶像崇拝し、偶然をよそおうような、よそよそしさが支配し、示唆するものが、資産価値があるように仕向けるような精神分析を超えて、自らの意思だけで、惰性な理由から超脱する。