昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

つまみ食い

のぞみもなく、ドレミの歌を歌い、短絡的な思いが、月夜を超えて、淵源になびく思いがたちまちをしのぎ、健全なままにつたい、つたない思いを超越し、伸び続ける意識は、なにごとにも邪魔されずに、むしばまれることなく、ままならぬままでも進み、歩み寄る風や、やさしく貪婪にまつわる余韻や、因果を飛び越える。皆目なく不甲斐ない日常に錯乱する君、粛清の闇や、涙を流す仏や、空虚さに浮かんだ、生きるとは何か?という疑問がノイズのように耳をつんざく。


謳われるものなどは、絶えず他者のものであるし、そのものと同化したら最後、道化として生きるしかなく、生きる屍として、いかなる時も、ランダムな今をかいくぐるしかなく、しがない時に、時間の内部で惑乱し、真理をそこないながら、ないがしろにした、生きるということの答えにもがき苦しむ個体として、対価を求めるばかりのいけ好かない君と、永遠などを誓わせられるのだと、妥当な位置に淘汰され、意味に苦しむ君をも、いつくしむべきだと訴えるような胡散臭い法に加工された真実などは、真実味などは一切なく、どれもが、誰かの理想であり、そこには理性すらないのだ。