昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

夜の光り

ザラザラした夜だ、宇宙もガタガタゆれて、真理も潰えた夜だ、頭ん中空っぽで、きらいなものしか現れずに、変化なんかを謳う、変哲な奴らの商売敵として、普遍的なドレスを着て、世界を侮蔑する君の差別的な侮蔑から、シンドロームに巻き込まれ、混濁した意思は、陰鬱な衝動をかかえ、簡易な罪をほろぼすために、本質的なものを、敵に回し、猿回しの猿のみたいな奴らが、戦争をうながし、扇動される奴らが、専横する世界こそが、自らの世界であると、妥当にかられる、無神経な世界で軽率に回復していく一切が、わずらわしく、あたかも正解みたいな顔して、仲直りなんかをうながし、嘘みたいな位置から、いびつな世界を引き取りに、ただ正解をうながす限りに、老いるだけの我々は、わずかな希望すらなく、自己嫌悪なんかにおちいるから、お家の中でだけ王様で、あたかも世界の中心であり、世界を形成した絶対的な神であるというような振る舞いで、自らの領地を広げるために、無駄ばかりの戦争へと至る毎日であり、あらゆる差は、誰かが生み出すのではなく、生み出されたものにより、生み出された差を、あたかも自分のもののように扱う限り、積み重なる罪の意識は、儀式的に罪を崇め、君を苦しめるためというよりも、自分を苦しめるために、絶えず繰り返される罪の積み重ねにより、その罪は倍になり、担う意味も似合わぬままに着込むから、いろんな罪は、今に苦しみを与え、繰り返し現れる罪は、自らを苦しめるためだけに、絶えず現れる。