昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ふやけた花

頭も割れてもて、そこから花生えて、なんや、綺麗やんかいさって、察知するアンタも、なんか知らへんけど、病んでるやなんや言うて、やまへん雨はあらへんがなって、常套句うながす汚い大人なって、あっちの世界行って、似合わん服なんか着こなしたフリしても、汚れたもんは、隠されへんし、汚いままでんがなって、普通とされてるもんを、崇めることこそ、醜い宗教やし、普通とされてるもんを、普通のこととして、受け入れてることの異常さに気づかんことこそ、 おかしなもんや。


後悔で濡れた髪、たましいの抜けた木々に、たちこもる靄がしみる昨夜、誰も帰宅しない後に現れる魚を焼いた匂いに、服従する意識は、どこまでも生活的で、誰かの意思を惰性にまといながら、間違いを改めるべきだとか、信号がチカチカとまぶしく、君は不幸せを恨むだけで、不幸せをへし折ることを知らないから、依然として、全容をつかむこともできずに、全体性に侵されていくだけであって、いくばくかの苦しみをうながし、うなだれてばかりで、誰かの幸せを羨むばかりで、めでたいことから目をそらし、退行するだけであって、どこかで生まれる保身が、無関心などに変わりながら、どこかで更新されるものが、対抗しながら、邂逅すべきなのに、運命に反し、関することや、関わることをやめて、何かに拘泥してばかりである。


そぞろな夢もまとまらず、向き不向きなどをうながすだけの、誰かの主体性などが、主観を破壊し、一切は惰性に苦しみを散文化し、惨憺たるものを揃えて運び出す。