昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

逃避行

夢も静かに潰えて、結果はだれにもわからなくて、くたびれた時だけが、道端で死に絶え、もだえる隙間に恒常性すらも損なわれ、そこかしこでら枯渇し、差別化されるだけの思いを奪い合うだけの堕落した気持ちは、核廃棄物のようだねと、情報の上での常套句と、常用される苦しみの告発と、氾濫する罪の海で、うわべだけの付き合いに寝そべる野良の君が、捨てたれた昨夜や、間違いに食い込む有閑や、裕福そうで、こころは空っぽで、確かな愛とは買えないことを知りながら、飼いならされていく日々に抵抗すらも出来ずに、出来合いのものを信じ、信用すべき自分を廃絶し、あらゆる苦しみの銀河で、真実すらも失われた午後、高揚感すらも奪われ、延々とにじむ思いは応用されるだけのものにくすみ、あらゆるものを盗み、濃厚な時を乱用しながら、寛容さがなく、そこに差があるからこそのしあわせと、姑息な君がおとしいれるだけの緻密な時に軽薄な理論を打ち立て、誰かを責め立てるだけに至るような夜のコードや、神々しく重なる隙間に色素すらなく、ほとんどは透明で、悲観的な君の叫び声が、揺籃をゆらし、のらりくらりと、どこにも行き着かずに、ラディカルで、リリカルなままに生きたいから、期待すらせずに、万端なものすらないから、無くしたものすら、すぐさま思い出の中で、ままならぬままにまとまり、あたかも正しいもののように、生産され、計算されて、また同じようなことを養分にして、答えを踏みにじって、実感すらなくて、感覚すらも踏み潰して、関係性すらも破棄して、そこにとどまるようで、どこにでもいてるようで、どこまでも逃げ続けて、どこにも居ないように生きる。