昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

陽光

世界を救う系男子たちが騒ぎ立てる終末論や、星と闇、病んだ魂をだましだましに泣き叫ぶグランジの王や、ネグリジェを着たアンニュイな太陽、響く胎動や、エンゲージリングをささげる彼や彼女たちの大愚、ロストチャイルドたちが蓄積させる苦痛や、ふつつか者の私は、誰かを愛することもなく、自己愛に耽ることなく、なしとげた後に、けたたましくなびく運命をなぶるだけの今にいじらしい欺瞞をさずけ、倦怠感などをうながしながら、なでる世界は砂のようで、暗鬱な所以にきしむ感情を浄化させるために、運命や、永遠すらも裏切るのであり、堕落し、だれた体も可憐で、その場でそのままの姿で寝そべる思いは、儚く散りゆくものであり、たしかに愛した形は、価値観をうながすばかりで、疑わしいものばかりだし、堕落しても尚、徒らに消費する思いは、いつも汚らわしいものであるし、いつまでも暗いものであるし、あらゆる思いは、静謐さを失い、正義すらも損ない、悪ばかりを生み出す体に変えられたのと、悲しむ彼女たちの慟哭をなびかせる。