昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

原石

みんな、人の言うことに、いちいち本気で怒るやん。めっちゃ怖いやん。忙しいんか、暇なんか知らんけど、勝手に怒って、勝手に忘れるやん。わけわからんやん。頭ん中、どうなってんやろか?なんか禍々しいもんが詰まっとるやろか?悲劇でんな。手グセも悪いし、口グセは暗いしで、こまった輩が跋扈しよるから、世界は不潔なんやとか、閉鎖的やとか、云々と運命論を引き裂いて、悲観的なもんを突き抜けるようなありがたみを知るとか、知らんとか、しなびた花とか、あなたとか、歯止めもなく迫るもんが、駆逐すべきやと、戦争の歯車回しよるし、揺動される心理は、自らの意思捨てて、誰かの思い通りのままやし、空白や、空腹を埋めるために、建前のもんを盾にして、ちぐはぐな夢を見て、リリカルな消費を続けんと、なにか書いはるんやとか、掃き溜めのエゴから、行為は純粋な意思を利子に変えて、転嫁される罪の奴隷と化しまんねん。兎に角、うるさくつきまとうゾンビみたいな輩が、緑色の顔して、スマホいじりながら、さまよってる的なことを言い放つあんたこそ、ゆがんだ奴やでって、デリカシーもなく、真意すらもあらへんと、なんかとち狂ったように悲劇を歌うから、耳塞ぐわけなんですけど、分け隔てられる先に乱立するもんが、混同し続けるようなもんが、いっさいを無駄にしよるから、無碍で、無辜なもんで私はありたいと、あるがままに、緩慢に世界を捻じ曲げ、なにかを救うだとか、変えるだとかと叫ぶよりも、自らの正しさだけで今を突き抜ける。愚直なまでに傷を舐め合うふたりは、たがいの信仰心の中で切り開かれた夢を見て、悠遠になぶられる時に裏切られるしで、陰鬱な焦土を手つないで歩いて、世も末やなとか、ニヒリストみたいな語り口で、機械的な苦痛を携えては、延々と卑近なもんに生命は、うばわれるんやし、やっとこさ手にした愛も潰えるような、夜は熱い。