昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

高揚するネズミ

星の終わりなんかあらへんって、君はカタルシスにいたるまでの原理は、欲動し、衝動的に晴らされるものだけが、終わるや、終わらへんを、今に織り込んでいって、襞みたいになって、そこに入り込んで、埃っぽくて、あまい匂いに誘われて、運命なんかあらへんくても、命ってムチムチしてて、やわらかいもんやし、星の表面は、硬質やなくて、ふっくらとしたパウンドケーキみたいやねんって、俺が言うたら、君は境目なんて無視して、孤独に帰りはったから、自分見せんの怖いらしく、それやったら、はじめっから、ひとりがよろしいわ言うて、悲観的になりはるから、そのままにしとくんもアリやな言うて、あらがうんわ、君の勝手やし、いつかは、その殻を突き破って、自由に暴れまわりはるんやろし、あかんまんまでも、赤ん坊のまんまでも、のらりくらりと、平凡なもんに撲殺されんように、芸術と、笑いと音楽だけにすべてを捧げて、生きてるからねと、からめとる現実は、カラメルみたいに甘美であるし、あらがい続けては、革命し続ける先に現れるもんは、ごっつい素敵やし、躍動し続けては、約束も破って、屈折したままでもええから、ええ加減に生きるんも素敵やろし、どんな生き方しても、貪婪にならんと、困難に打ち勝つようなダイナミズムでんなって、俺は言うやろし、言わんかもしれんし、なんか知らんし、すぐ忘れるし、わずらわしいかも知らんし、知らんもんは、知らんままでも良いかもね。