昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

フラクタルなぼく

もこもこの老夫婦、ロボットのともだち、春と銀河、時を連れた散歩道、不自然な印象を吐露する子供たち、五度目の春は、陰気なもんだと散りばめられた星屑、切られた爪を踏んづけて、ふざけた帰り道では、憎しみが忘我にたまり、複雑な幼稚さは、差異を見つけることに忙しくて、誰もが抱える孤独なんてものは、短絡的な同一化によって、ふかまるばかりだし、偽者の連中が出し抜くために、必要以上の圧力をかけやがる。バビロンの枷を外し、孤独に自由を満喫する。言葉が影を背負う前に逃げ出した少女が、エタノールの海に沈み、外宇宙へと旅立って、時間すらもなくなった後に僕らはアティチュードを捨て、インスタントの太陽が、代理母を蹴散らして、淫蕩な季節を消化する豚たちは、自分たちが食われることを知っているから、ぬくもりある太陽を食うらしく、ランタンの灯りが消えた後にイデオロギーは死滅して、人類は、人であることをやめたからこそ、人類と名乗るらしく、らしくないことはやめて、誰よりも早く過ぎ去り、猜疑心が餌の境目で、荒れ狂った日々を捕食する。