昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

明瞭

燃やした紙、刹那の旅、滅びた君か、干からびた意味が、日々を奪うばかりだから、進むことだけに専念するのだと、すれ違い打倒するものが、淘汰されたものが粘っこく、迫る季節に織り込まれる風景は、あたかも孤独であるが、さびしさなどは感じず、ただ今を打開するための対話すら不必要であると歌う起源なんて空疎で、空腹を埋めるために群がるガールフレンドたちは、ジャンクフードみたいで不健康であるし、今にあらがうために、この生命とは冷厳な今をひとり前へ前へと急ぐのであり、感覚だけで受け取る今が肥満化し、課せられた罪により苦しむだけでは味気ないから、からからになっても、次から次へと生み出される確かさだけが、自らの足かせを外し、世界などに邪魔されない。比べて疲弊するのは愚かだから、不安定な身体を破棄し、はびこる悪意で出来たバビロンかは知らないが、知り合ったが最後、ここからは修羅の道であろうが進む。決めたことだけには誠実であると語る者ほど怪しむべきであるし、あらゆる権利は合法、非合法とうるさくつきまとうだろうし、惰性で生み出されるものなどいらぬと、いただいた命かは知らないが、この命を燃やし尽くして、近づく者を巻き込んで、瞬く間に与えられたものすべてを超える。