昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

夜々

寒い夜、
恋人たちは手を繋ぎ
寄り添い歩いている。
ほんとうの愛かは知らないし、
幸か不幸かもわからないし、
愛は売るほどあるらしく、
むなしい夜を食い尽くす余白が、
迫害を生み出し、
奪い合うだけの時は、
堕落を生み出し、
価値がなんだと、
かましく騒いでるから、
苦しみを糧に変え、
いつどこにいても、
凍てつく日々であっても、
ここはあったかいままだ。