昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

迎撃

その刹那に
たじろぐ意思にすらつまずく。
うまいもまずいもない夜に
ちらつく欲は、
今をのみこみ、
絶えず言葉をうばうの、だ。

殺伐とした意思を
捕まえようと
もがくほどに、
結末とは、
今をのみこむことだけに
専念する。

すりよる意思は、
蓋然的なものを破壊し、
事実を、事実とすら認識できずに、
今を破壊し尽くす。

彼らは純粋な
破壊だけを操作し、
多目的に浮かぶ所以や、
そこかしこで、
そっけなく流用されるものが、
さし向けるものだけが、
確かなもののように感じ、
簡易なものをかかげながら、
今を抑えつけていく。