昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

患う

なにが欲しいんかもわからんから、グダグダさまよいながら、因果なんかを蹴散らして、なんかあれやから、贖うよりも、あらがうことに専念するわけでして、できが悪いとか、出来合いのもんとかが、馴れ合いながら、些細なしあわせなんかを形成して、夢もあらへんから、希望もあっちゅーまに潰えるやし、つくづくは、短絡的なもんと同化し、今に手なずけられて、なつかしむだけにすぎへんし、変化なんかをもとめて、とめどなく流動するもんが、すれ違い、なんか違うとか思い煩い、わたされた義務なんかに苛まれ、憎しみを増幅させては、散漫な意識で、儀式的に今を跳躍させては、うそぶく意味合いを着込んでは、君みたいな美しいもんはあらへんから、あらゆるときにゆるがないものとして、ゆらめく精神は、刹那に改ざんされ、だれかれかまわず傷つけるだけやし、季節にふみにじられ、連帯感によって手なずけられ、連動する苦しみにすり寄り、悲劇を模索しては、すぐさま忘れられて、わずらわしく感じて、時間なんかに追いやられて、猥雑な思いを重ねて、惰性に生まれる瞬間に、踏み台にされて、今にねじ伏せられては、つかさどるもんに、すべて奪われるんです。