収容される思いは、
意識的な囚人として、
いりびたる深淵で、
インモラルな衝動を、
罪だと感じるための、
教育により、
自らを抑圧し、
有する価値に揺すられ、
唯一のものを喪失し、
偏る意思は、
虐げられ、
フラクタルであることを
強制され、
あるいは去勢され、
宦官として、
制されることだけを目的に、
意識の奴隷として、
低劣のレッテルを貼られ、
はびこる悪意を充填し、
邪推するほどに、
謳われる意思の奴隷として、
荒廃していく意識は、
色彩すら失われ、
ないがしろにされた精神は、
成否を求めるほどに、
自らの聖域を汚され、
用いられた悲しみの道具として、
偶像崇拝を続けるだけの、
孤独の仇として、
簡素な自分を呪うために、
自らを攻め立てるための、
虚しさに苦しむことを、
強要する。