昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

とこしえになびく手紙、君は強要される過去に影を残し、退屈に嬲られ、今に蕩けていく。いつわりの国、嘘ばかりのタコ、空白に与えられる範囲は許容されることだけを求めて、まとまらない答えにやましい記憶を伝え、今に爆撃を繰り返す。枝分かれする日々、いびつな秘密、悠遠になびく面影が敷衍して、今を演じることに磔にされ、引用されるための結末につながれた犬である私は、侮蔑される最後を迎えるのだとか、ペシミストまんさいな思いなんか破棄して、トランス状態で踊り明かし、真っ赤な心臓は気配を流動させ、センセーショナルな思いを攪拌させ、ニセモノの正義をかかげ、懈怠するだけの感情を歩かせるのが、正義だと君は蛇行し、神を崇めながら、長いだけの年月を覚醒させるために、ためらわずに立ち向かう。