昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

終わりを嬲る永遠性

人工的な街、
悲しみをためこむ
陽気な最中に攪拌される
ジレンマや、
窓枠を破壊するほどの悲しみに
ほどこされるデコレーションの空疎な
関連性にしびれていく大脳や、
空白を埋めるための
愛とは、そこでの簡素な空白を
埋めるための愛とは、
だれも帰ってこない孤独な日常に
蓄積されていく苦悩や、
空腹を保つために産まれたのと、
暗闇で輝く一部始終の重みに耐えかねずに、
加算される苦しみとは、
数理をかかげた、
科学的な過ちを生み、
闇夜で肥大していく孤独な観念は、
厭世観を生み出し、
まつわるエゴから、
映像化される荘厳なひとときの
憂いを感じられずに、
ただ憂鬱に駆逐される現在とは、
原理的な敵愾心を生み、
短絡的な同化を終え、
動機とは服従するための平静や、
平常心を保つためだけにまつわる先々で
対立を深め、
あらゆる攻撃的な理想とは、
保たれるための愛に偏り、
カタトニーの檻で、
課せられた罪を迎合し、
前衛的なものを捕食しながら、
芝居じみた正義を保つために
歌い上げる不平不満から、
全体主義的な現存にちりばめられる罰から、
万感に馳せる物事が早熟な物語を形成し、
操縦不能に陥る精神は、
現時点をむさぼるためだけに
怠惰な迎合を続け、
つたない腹心にせまり、
狭い価値を押しつけながら、
抑え付けられることで完成する人間性などを精読しながら、
正否を用い、
未熟に裁く間に法とは、
ただ法であることを目的に書き換えられ、
勝ち誇るために屈従するために
空疎な自分を誇るための記号として
備わった文字により、
独裁されるのだとうながす君のニヒリズムには
ついて行けないから、
潰えようが尚、
ないがしろにされても、
さえない日々でも、
不安を着込んでも尚、
進むがいのちであり、
あらゆる制限を振り払い、
今に鉄槌を下すのであり、
ただ契約的なもので保たれる関係性などは、
ただ渇望を生むだけであるし、
その渇望を潤わすだけの日々などは、
うとましいだけである。