昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

陽光

逍遥する思い出、相対し続け、けたたましく唸る君の窮屈そうな面影、にじむ瞬間に加担する記号や、約束を破棄し、充填されるものから去りゆき、細動する間から敷衍するファシズムの雨や、迎合され続けるほどに大歓声が沸き起こる全体主義的な快楽がほどこす淀みや、誘導されるだけの人々の幼稚な試みや、行動に抑圧され、自らを解放するために、自らを苦しめるようなメロディーが統合させる正常などは、政治的なものであり、理解を求めるだけの惰性的な彼らが暴走して、権利を守るほどに、権力を求め、力がない故に、暴力的にいたり、至らぬからこそ、愛することが必要なのに、欺瞞にあふれ、不満を自らが生み出しているのに、誰かに責任転嫁し、世界を救うように憎悪し、革命によって手にした世界は、次なる革命により、絶え間ない悪意を生み出し、根幹を腐らし、求めるだけでは、憎悪を繰り返し生み出すだけに至り、恒常的な競争と苦痛から逃れられずに、規律的なものは真理をうたい、誰かのしあわせを奪うらしいとうたうものも、悪意の原因であるし、その善意こそが、世界を破滅に陥れるのだと叫ぶものも、悪意の元凶であるし、ここでの弁証法は終わらぬ善悪の闘争により、答えは高まることもなく、ただただ今をただよい、欺瞞を敷衍させ、不満足を媒介させるだけに至らせるような統制へと用いられるだけの、退廃的な答えのモジュールとして利用されるだけであり、人は人である限り、人から逃れられず、人が人を求めるだけでは、人のままであるから、このままならぬ議論を終えて、有する価値から行方不明になり、幽霊のように優雅に中空を舞う。