昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

滑落

次々に現れる物語が、
償いの中でしか、
自らを見出せずに、
打算的に参画する奴らが
しのぐ間に忍ぶ愛とは、
愛がなんであるかを忘れ、
ただ求める愛だけが、
愛であると騙り、
測られる愛とは、
ただ愛を認識するための道具として、
偶像の愛を、
名ばかりの愛を確かさの足枷でもって、
互いを縛るだけの愛などは、
愛に至らずに、
ただ愛と騙られるための配下として、
愛を破壊するための
墓石の番人としてだけ存在する。