昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

固執

闇夜を切り裂いてやると語る空疎な意味を補完するための、空虚な身体が云々と、カタルシスに至らずに、壊れた心が浪費する、逸脱したものが、誰かの所以で長引いて、短絡的な同化をほどこすために、依存的であり、保身のために瀕死で、貧寒なほどに、敏感である身体を捕食させるような快楽の袂を分かち、悠遠になごむだけの、堕落したニヒリズムではなく、何かをかき消すためのニヒリズムでもなく、ヒリヒリするものが失われ、感覚を損なうというよりも、そこで還元されぬものすら求めぬような、退屈と対価を打ち倒し、淘汰されることに嬉々として、輪廻をも超えて、ただ繰り返し同じ意味を歯止めなく受け止める存在として、現れるものの不確かさに蓋をして、見ないようにして、見えるものとは、不潔なものであり、そこで感じているものなどのどれもが、感じさせられているだけのものであり、そこでの姿勢などは、支配的なものであり、この文字すらも、何かを刷り込むだけのものであるかもしれないのであり、自らの意思などは存在すらしないのかと、落胆している君に擦り寄るリアリズムすらも、他者から借りた映像であり、言葉であり、文字であり、善悪であり、あらゆる根源は、互いを陥れるためのマテリアルであるのかと、加担するものすら、簡単に処理され、照合するものなどは、邪なものをかかえ、歓迎されずに、否定的に排除されたが故にかかえこんだ、自らのルサンチマンがこしらえた不倶戴天の敵により、自らを徹底的に破壊するために、他者を攻撃し、恨みを晴らすほどに、その憎しみにより、自らを醜い怪物に変身させ、鏡に映り込んだ悪魔めいた自己との対立は深まるばかりで、絶え間ない敵意はやがて、ただ境目なく破壊することに快楽を覚えて、憂さ晴らしをするよりも、何かを恨むことに快楽を感じていた初期の快楽は薄まる。