昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

気ままで勇敢なる遊び

延々と罪をまとい、誰かの意思を背負いながら、退廃的なギミックが、ひとりのものを獣に変え、のけものにされたからって、空っぽな意思をかかえ、気だるい感情が超過していく過信やら、欺瞞やらから逃れ、意識する以前に、形式的な汚穢や、終わりにからまる、カビ臭い激情や、現時点から即座に逃れ、儚げで、健気なままに、堅実さをやかましく語るよりも、元気で居てねと、ひとこと優しく残した、言葉の残り香や、そこでの結末に濡れた、美しい終幕や、悠然として、動かずに、有意義なのは、どこに行っても行かなくても、簡単には変わらないで、どこに居ようが、私は私のままで、君は君であることを、あるがままに愛するべきなのに、街はルサンチマンをかかえ、歯止めもなく敵意をむき出しで、自らのメッキはすぐさま剥がれ落ちて、自らの落ち度を認めないで、枯れていく姿を認められないで、みじめさをかかえ、未熟ながら、さながらに生まれていく、瞬間的な愛を孕んで、誰かを愛せずに、誰かを介して、愛しているかのように示す、ゆがんだ自己愛が、自らに生み出すカーストや、そこで石のように固まり、よだれを垂らしている彼の傍若無人な様子や、シナプスをくすぐり、空疎な自分から飛躍できずに、口約束をし、映じるものを信用し過ぎて、絶えず自信がないから批判的で、自分があるが故に受け入れ依存し、陰湿な奴らが秘める空疎な品位に加担し、自らを正当化するために、正義を騙りながら、貫かれる正義とは、なにかを陥れるための犠牲的なものを絶えず生み出す正義であり、その正義とは、ルサンチマンの怪物で、懐疑的なほどに、愛を茶化すグルーピー的な本質を攪拌し、鬼の角を混ぜたお茶を飲み干し、法則的にすべてを根絶やしにするような悪魔的な者どもの私服を肥やすためだけに、道具として扱われ、あつらえられた本質は、真実をぺちゃんこにし、そこに崇めるための偶像的な像を建設し、確かな信仰とは、跪くためだけに、偽物の神をでっち上げ、神と名付けられた途端に、神は人間的なものに貶められる。