昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

空襲

なぜうらやむばかりで隠れている畦道の動物たちの結末になぶられるだけの倦怠感や、加速する十字路で偏執していく意識が語る愛とは、知悉することを知らずに、ただ求める愛とは、偏りを生み出し、こびへつらうだけに至るような段落にひそむ空疎な政治性やら、簡単に消費されるだけの無機質な正否にもとづく愛とは、換算されるだけの物として、物質的な勝利を求めるための愛になりさがり、緩慢な作用にもとづくエゴから、行為は、ただ消費されるためにもとづく物として扱われるだけに至るような愛の終わりを騙るものこそ、怪しむべきであるのにもかかわらず、かかずらうだけに至るような関わりから、加算される苦しみに朦朧としてく意識は、いぶかるだけに至る。消費的な人間であるべく、訓育というか、隷従するための機械として植え込まれた知識が謳う善悪により、消費的な人間にさせられたのだ、と羨むだけの君は、季節を踏み躙り、叙情的なものを知らずに、操作されるだけの差別的な人間として、人間と名付けられた途端に、名付けられた神の獰猛な獣として、カタルシスに至るべく屠るのです、とデリカシーもなく、過信している言葉の最中にドラスティックなものを育て、加算される敬神から、開示される御言葉に偽善的な定理にもとづく精神性から生み出される大量破壊兵器的な穎悟から、現実性に迫る接続されるだけの継続的な善悪の模範としてもがくほどに、憎悪は増していくのであり、定理が求める正義こそが、屈折した悪の正体であるのにも関わらず、懐疑的なほどに、改善されない苦しみは、回帰できずに、同じところでぶつかるだけに至り、自らを破壊する事だけに遷延していく苦しみは、誰かに隷属することでしか愛と名付けられずに、ただなすり付け合う愛とは、何かを成し遂げることもできずに、精算され、採算が合うように仕向けられるためのゲームであり、あらゆるものが売買され、ここでの価値を決めつけられる限りに陰るだけの愛とは、日向を知らずに、いぶかるだけに至る先々で、愛とは互いを売買することだけに専念し、捻出される愛をひもとけば、タダ同然で同化するだけに至るような泣き言では飽き足らずに、暴かれる罪の意識などを背負わせるための義務化から、犠牲的な精神が正否するものなどに遅れていく意識は、往往と横暴なものを用い、持ち込まれる意識のために冷然と継続されるものを崇めることだけに弾き出されるものだけのツールとして、ルールの中で排出されることだけのことごとくの便利な身体として、犯されていく波状の中で、快楽が脳内で渦巻き、奪い合うほどにたゆたう愛とは、ただ形有るものの結末に衝突し、形有ることで生み出される罪に隷従し、自らをとがめるために高まる愛とは、愛がなんであるかを知らずに、そこかしこに圧力を加え、自らを愛するように他者を愛することを知らずに、ただ自らを愛せずに、生産的に生み出される愛が、敵愾心をたくわえ、愛することにより、偏りを生み出しては、対比されるだけの愛が測ることで加速していく憎悪に追いつけずに、ただ愛することにより、破壊することでしか、愛することができない愛などは、愛ではなく、何かを愛することとは、愛であるかを知ることでしか、愛であることを語ることもできずに、愛とは、語られた途端に形有るものに変化し、そこで熟知したものは、測られることでしか、そこでの愛を語ることはできずに、出来合の愛は、そこでおこがましく愛であることを押し付け合いながら、他者から借りた愛は、愛であることを強制し、そこで固執するだけの愛は堕落し、互いの不満を吐き出すだけの機能として、希望を消失し、何かを愛することに疑念を孕んで、そこでの屈従に耐え、耐えることだけを強制される契約により満たされた愛とは、絶えず未熟なものであり、そこで成熟していくのは、ただ互いをギアとして、潤滑油として、たしなむような愛をこぼし、攻防戦を繰り返し、愛しているかのように感知できずに、勘違いを施し、ただ破壊するために捏造され続ける愛しているかもという勘違いから、絶えずあふれ出す汚穢を消費するために、互いの結末を呪うように、互いを駆逐するためだけに絶えずあらがうように激しくぶつかり合う愛は、そこでぶつかり合うことを愛として敬うことにより、何かを羨むことだけに専念し、静かに愛することを知らず、ただ有るものをそこに備わるままに愛することを知らずに、ただ承認されるための愛などは、ただ今にこびりつく靴底のガムに満たず、そこで満たされるものを満たすためだけに生み出される愛などは生産的なものに満たない。