昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

てくてく歩く

孕んだ朝も素敵であって、あらゆる悲劇を透過させて、スマイルを生む花たちが押し付けるような、淀んだやさしさをひるがえして、悲観するだけの輩が概要を破壊して、タナトスや、わややわとか、わななくとか、夜泣きとか、散々やとか、やかましいわとか、散漫な意識を儀式的にささげるような連中がうたう信用とは、神経質な神を生み出して、死から逃れようとか、快楽主義的に高らかに宣言するような死から逃れるために、ニセモノの快楽にひたるとか言うけど、快楽には、ニセモノのホンモノもあらへんし、死んだら腹減るんもなくなるなんて、なんか嫌やから、死を恐れるというよりも、腹減らんくなる意味がわからんから、わだかまりばっかの、バッタもんの身体をふるわせて、虫みたいにぴょんぴょん跳ねながら、命のおすそ分けですって言うて、陰鬱な君の幼稚なルサンチマンなんかを昇華させるために、魚のように泳ぐんであって、たちまちにせまる行方なんかも見えんくなって、なつかしむんも、くたびれるのであるからして、支配されるなんてあり得へんから、適当に世界を舐め回して、不羈にストーリーをけちらして、軟弱な君がくよくよしてようが、強がって、いばり散らしてる君がいらだつ横で、笑い続けますから、ほっといてんかって、転嫁する君の題名やらが、やかましくせまるし、狭いだけの意味に包括されて、消費されるだけの運命なんかを駆逐して、蓄積する痛みなんかは継続するようで、いつかはゆるやかなって、やさしく撫でられてく。