昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

善悪に貧する君

前後左右は気ままに
君を支配し、
短絡的な動機に巻き込まれ、
孤独は進化を恐れ、
未熟な芝居を続けては、
つたない命は、
同化を続けては、
裁かれるための罪を用意し、
安易な考えにより
徘徊する不安が、
洪水のように襲いかかり、
かけがえのない自分と、
自堕落に生み出される
際限ない苦しみや、
繰り返される痛みの中で、
数多の罪は、
意思を圧縮し、
簡単に変化するだけの季節に
打算的であるだけの今が、
欺瞞を続け、
不満足を謳いながら、
たちまちにあらがう意思は、
陰湿な者をしりぞけ、
立ち向かう。