昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

濃厚

君と同じ匂いをつけて、君になろう。すべてに逡巡することなく、強い足取りで、弱い身体をかかえて、野良のまま、誰にも擦り寄らずに、つたない意思を重ね、度々の痛みをかさばり、簡単に処理される動機は、道理を謳いながら、長らえる時折に歪む要因が、リズミカルに消費される意味が、陰鬱になる前に、あらゆる暗雲を蹴散らす。ただ強いだけの思いは偏りを示す。寄りかかるこころは、拠り所を求めるばかりで、借り物の身体を廃棄処分にされるまで、神経ガスが降る暗い牢獄に嵌め込まれるまで、あるいは、不自然な日々が、短絡的な快楽に籠絡するまで、加算される欲望が分散されるまで、際限ないよろこびを配しながら、炭酸みたいな日々に繰り上げられるべきよろこびに満たされるまで、擁立される意味にニヤニヤしながら、値上がりするだけの日々をうとましく思うよりも、このような世界も、あのような世界などは、どこにもなく、世界を、世界として認識した途端に、世界は終わりを告げるよりも早く、刻まれる意味などは消費され、散漫な動機に帰巣する鳥たちの悲しみを、クレヨンで描いて、模索する日々を、超誇大妄想的に倒錯して、逃避行を続け、等差を求めるために、保たれる動機などを超越して、散漫な真理の満ち引きにより、卑近な例をたずさえた、レジスタンスどもが、とめどない暴力で行進する音が延々となびいて、転々とする思いが、ようようとひろがる景色をぶらぶらしながら、どこにもとどまらずに、途端な現れる動機などは、だんだんと価値を形にするから、片手間な思いは貪婪に成り下がり、ただ現れる形式により、自らを定めるだけの、誰かの形式に攻め入られ、自らの意思などはどこにも存在せず、存在自体を定めるものを知った途端に、存在とは、存在すること自体を放棄し、何かを介して、自らの存在提起を謳うだけのものでしか、自らを認識することしかできないような、認識の誤りにより、世界は誤認され、認識に加護されるもののどれもが、出来合いのものに支配され、良い気になってのさばる。