昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

秘匿

足下では子猫が寝て、老犬はとなりで、じぶんの寝場からこぼれ落ちそうになりながら、いびきかいてる。不自然そうな関係でも、分かち合うような必要はなくて、ひとりひとりが自立して、愛を確かめ合う必要もなくて、ひたすらに温もりを求めるような、貪婪な欲が互換するような価値などに、価値などなくて、なんかこうして、日々は通り過ぎることに、理や、真理はあるものであり、思想などは不必要で、そこで感化するものや、考えが欲深くさせるような謳い文句や、宣伝なんかに感染していく関係性なんかのあいだに、制度やなんかはうるさく付きまとい、普遍性なんかが、そこで応用するものが、差別的なものをかかげて、関係性の中で優位に立つために、押し付けられ、抑え込まれるような間柄の中で、独善的な者が押し付ける正解などに苦しみながら、憎しみを増していく奴らの悲しみに加担するほどに、自らも怪物に変わるような、偏執した思考が消費するものが機械的に攻め入り、生命を奪いながら、浮かばれない表情で、調教された生命は、儚さなんかを用いながら、同情すべきだと迫り、打算的に求められる思いが憚りながら、はびこる悪意を率いては、卑近な例を持ち寄り、用いられる苦しみを倍増させるために、ためらわずに今に対して攻撃的であり続ける。自由とは対価を求めずに、支払うための義務からも放たれ、対比されるものや、屈折していく今にも瀰漫する不満足や、遭難し続ける意識的な過程や、そこかしこで諦観するだけの連中や、偶像や、偶然に支配され、芝居染みた日々に怯えるだけの堕落した君の感性が、フラクタルになり、似合わぬ意識を形成し、すべてに制限を生むほどに、惰性で描く事柄に、幸福なんてものは潰えて、憎しみに反し、すべてを愛し続けるためだけに、この命は膨れ上がる。