退廃的なものを乗り越える

キュウキュウ唸る原始的な傘、なつかしい調べも、ただ過ぎたものを撒き散らすだけで、たしかなものなどなく、どれもがドレスアップされ、英雄などは、どこにも居なくて、真実などはないからもしれないけど、どこまでも儚く散る一切が、愛おしく混じり合い、あたかも現実を引き延ばすばかりで、まかり通るものなどは、ただそこにあることを示すためだけに、ためらわずに今を飲み込みながら、言葉も無機質で、白く濁る風景は、奪い合うばかりで、たしかさもなく、かさばるだけの現実は、健気さを道具に変え、偶像ばかりが攻め入り、愚行に至るだけの君のいびつな結末に、慢性的な痛みなどが恐々と迫り、憎しみばかりが応用され、有するものも、誰かの犠牲であるために、うたわれる多面性などによって、今に制限を加えられ、濫觴するものに帰巣する神事を求められるために季節を腐食させるだけの理性によって制限されて、渇するあいだから散漫なデータを書き換え、かさばる真実は、真実であることを強制するために、争いを引き起こし、比較するだけの日々は、自らの皮肉さによって汚されているのであり、外からの影響などはほとんどなく、ただ与えられたものをそのままに受け取るほどに、この苦しみは増していき、漂い繰り返しおとずれる闇に課せられた罪が支払いを求め、未熟な精神を抱えた君は、自らに課せられた罪を飛び越えることができずに、苦しみ続けるだけに至るならば、バラバラになろうが、おかまいなしに、過信しているだけの定理などを打ち砕いて、構築されたものなどは、誰かの打算的な考えによって決めつけれた愛を縫いつけた偽善的なものにすがるための、答えに酔いしれているだけに満たず、満ち満ちとするために、浄化すべき現実も、現実ではないかのように感じる眠りの前に溶け合う事実は、消失していき、ロジックを逸脱していき、幾ばくかの可能性に消滅していく今を愛し尽くして、独裁的な毒性にやられる前に、寄贈される事実などを蹴散らして、昇華し続ける先には、創造性だけであふれていくのだ。