昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

信用

どこまでも曖昧なもんを、簡単に還元しまんねんなって、なじるよりも早く、自由すらも疎ましいもんやし、あらゆる悲劇を加算するだけの、簡単な身体として、段落にひそむ快楽の傀儡どもがうごめく深夜や、シンドロームに移っていく互換性や、悔悟を謳うだけの、弛みやら、約束を引き裂き、貧寒なものからの脱兎なんかをめざして、めでたいもんもあらへんけど、変化すらもあらへんけど、あらゆる限界に揺すられながら、襤褸を着込んで、境目ばっかり気にして、再会しても、何かを恨んでばっかりで、とばっちりばっかりで、汚いものだけあふれる言うて、いくつもの悲劇的なもんを重ね続けるだけの、つじつまも合わんような、黒々とした空間に迫る、恐々としたあんたが、恋々としよるまで、希望というウィルスをばらまきまんねんて、バラバラな感情に補完されてくもんが、勝手気ままに暴れよるし、寄ってたかって攻め入るもんやから、正義もなんもおまへんから、自らの大義だけが、懐疑的なもんを蹴散らし、自らの正しさに行き着くわけやから、惑溺せんと、分け隔てやんと、約束すらも突き破って、成否をかかげ、中庸でごまかすよりも、ひけらかして、笑い飛ばすんです。