昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

あらゆる美しさの影で

誰かの願いが潰え、得たものも邪魔になり、担う意味も、今に重くのしかかる。このような、退廃的な呪詛こそを、破砕するために、私とは存在しているのであり、与えられたものなどでは、満足できぬから、こうやって、調和なども求めずに、とめどなく反するのかと、加担するための意味など、自らのためになるはずもなく、殺伐とした意味は、絶えず今を罰するために、自らを酷使し、行動をとがめるだけに至り、いたわることすらなく、ただひたすらに砕けていくような惰性な意味を這いずりながら、反転し続ける意思は、どこでもない場所で、位置的なまやかしや、慢性的な痛みを蔓延させ、はびこる苦痛を通過し、よろこびを運ぶ物質により暴走し、過剰に配された快楽とは、すべてを操作し、自らを見失うように仕向けるような間から、背反しては、妨げられないように、いらないものには、いらないのだと、大声で告げ、ただ与えられたものなど、絶えず短絡的で幼稚なものに過ぎず、償いなどを迫り、制約などを謳いながら、用いられる悲劇の奴隷と化すだけの、カスタムされた思いや、仮想するものに溶かされ、濾過されるだけの、散々で、散漫な日々などに追従するために、この命は、継続させられるわけにはいかないのであり、散り際を求め、散り行く景色に名残を残すよりも、名すらも捨て、すぐさま無に帰還する美しさを知り、ここで永続するよりも、消え去ることの美徳。