昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

朦朧

言葉は炭酸のようで、老けた顔した木々は黙示録片手に、けたたましく罪をなげいて、形跡を汚すシンドロームが人工的な寂寞を生み出し、供儀としてささげられたニセモノの刑罰が、抜歯をおこない、間接的な罪を倍増させるアイロニカルな現実主義者を破壊するころ、言葉とは性別を超えて、浮遊する感情を通り抜け、立体的にカスタムされた朝に悲劇的な汗を流し、淡彩に縁取られ、撃ち落とされていく鳥たちの羽を集め、回帰していく意識の上空で、拾い集める物事がなびき、うながされていくだけの言葉の住処では、闇など存在しないから、感覚は発光し続け、起爆する運命は静謐な予感をたずさえ焦熱していくから、いつまでも内にそなわる火は絶やさずに、やすやすと今を飛び越えていくのであり、ビートの裏では清潔な記号や、空白を埋めるロマンや、リリカルな化石たちがおどる施設や、短命な虫ほど、その生きている姿は光り輝いているのだ。星に乗って、インディアンたちと一緒に、権力との闘争の原野、カマキリの群れがせまる清潔な夜、森のざわめきはかすかな記憶を破棄し、新たな愛に刷新され、新品の夜には、派手な毛皮を着て、鰐たちと倒錯しては、激しい痛みを訴える愛しい夜は、人恋しいらしく、ふたりで眠っていても、ずっと孤独なのとうながす君に食い込む朝により、かわいていく心情のせいだと告げて、盛大なる終わりを迎える。よろこび給えよ君、季節は落ちるだけだし、不埒な愛はプラトニックなだけで、何も生み出しはしないのだ。