昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

画面の中

冷えた体に、よどんだスニーカー、ねころぶ夕日と、蓄積される際限ないよろこび、結末は激しく痛んで、他者から借りた憂鬱を捕食する動植物たちは、立場を用いてマウントを取りながら、攻め入れられるだけの羅列や、打算的な者が示す優劣なんかを蹴散らして、これがラストかもよ、と与太話を繰り返しながら、俯く君が緻密に計算して打ち出すものなどは、今に堕落するだけであるし、あらがう今に必要な犠牲を生み出しながら、満足をうたうのは、どんなだい?って疑問ばかりで、理屈的になるような感傷的なペシミストたちが監獄に入れたがり、監視して従えるためだけに、自らを犠牲にして、機械的な支配を受け入れるべきだと、放送や情報や広告と恋して、指定されて、義務的に世界を愛するふりをするのだよ。

f:id:jibmfmm:20190914084131j:image