昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

せめぎ合う

君は正義をふりかざして、憎しみを増幅させていく。あらゆる正義に踏み台にされ、犠牲になる真理は、他者により縫い付けられ、そこで身動きを取られなくする。大衆により、操作される正義は、何かを抑圧し、誰かを監視し、支配するためだけに機能する。死にかけている君を救う優しい手はなくても、自らの足で立とうとする美しさよと、情けをかけるよりも、自らの力で立ち上がる強度のようなものが氾濫する美しい夜に反映されていく物語の途中。呼吸が浅くなり、深い眠りに駆逐されるような感覚ですと、迷い込んだ夢の中では魚になったり、ウサギになったりしながら、似合わなくなった服を脱いだら最後だと、インタラクティブに摩耗していく空間の欲深さよと、さりげない語りかけに騙されもせずに、自らの意志をつらぬき、反響させていくハンマーの音が、鈍色の空になびいて、たゆまずに、この永遠と言う奴は、誰かの問いかけに答えるわけでもなく、淡々と時間というものを押し広げては、過去へと収縮していくのだと、時間論者は、時間の中へと押し込まれ、今がどうなっていくのかは、理解もできずに、時間の中で圧壊しては、空間からは出られずに、自らの考えにより閉塞していくのであり、ありがたみもないから、善悪をかいつまんでは、誰かの意思をかき乱すことに専念し、捻出される猜疑心の雪崩に飲まれ、誰かの考えをコピーペーストしては、自らの考えのように語り、正義を盾にして、すべてをなぎ倒すような浅はかな考えでは、還元されるとか、価値のありなしで判断することが、あたかも正しいことのように考え、世界と名付けられたものの中に収まり、自分がしないことは、誰もがしてはいけないのだと、惰性に食い込んでいく値は、ただ生きることに必死なだけで、時間を消費し、どう退屈を埋め、体系的なものに飲まれ、自らを見失い、自分探しだなんだのと、カタルシスを求め、形あるだけのものに酔いしれては、しらじらしい幸福などを、いじらしく語る口を縫い付けるための戦争が勃発し、誰かの幸せが、誰もが憎いらしく、奪い合うことで成長をとげた社会などを崇めては、空気感染していく憎悪は、収まることはなく、不自然な調和を求め、互いの首を締め合い続けていく。