昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

分断

海辺を歩く君、あいまいな青さに支配された空、瞬く間に記号と化する命、顛末になびく永遠は、因果をつらぬいて、希望に打ち付けられた杭を引き抜いて、気配に攪拌される遊蕩を繰り返す事実に反して、球体をめぐり、不確かに派生していく物語から逸脱できずに、でたらめに真実を愛しては、差異などに苦しみながら、長いだけの日々で、惰性にかよわす思いの波形や、経過し続ける先に理想すらも駆逐され、好きなものすら嫌いになるのと、食らいつく先々で指揮を執るだけの、堕落するためだけに、傷つくためだけに、ためらわずに与えられる痛みが食い込むほどに、補完されていく喜びが、対価をもとめず、等価交換されるための情景との接点をも破壊して、自らの快楽のためだけに漁られる動機を漁り続ける君は、蓋然性をめぐる冒険から、恒常的な闘争により、常時締め付けられ、酩酊し、明晰さを損ないながら、ないがしろにする側面を破壊し、はびこる悪意が充当し、踏みにじられるだけの堕落した主体にインストールされる短絡的な王位から、繰り出される支配的なコードによって、独裁される精神に軽薄に接続される暗澹とした主体に再生される迎合されるための罪の意識に従うために、アップデートされ、ログインしては、妨げられ続ける言葉は、意識を遅くさせるだけで、常軌を逸していく精神がコマ送りになりながら、細分化される意思は、見た目ばかりを気にしては、機械的なものに高尚さはなく、最たる意味を損ないながら、即席の理由に侵され、自らの自由を得るための情報により、絶えず不自由になる。