昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

甘美

永遠に貪り付き、私は無知なままに、まにまに迫る憂鬱なんかを処理できる最後の動物であり、快活に健気に消費する精悍な時折にリズミカルに歌い上げる平静や、ドラマチックな恋の汚穢や、迎合されるほどに、計画的な愛が貸し借りする金銭的な欲動や、従事するほどに、肉体は果て、継承されるものも、操作されるだけに至るし、完治しない苦悩の濃度の中をうねる高圧的な余韻にインタラクティブであるほどに、補完されずに、乾いてしまうだけにさまよい、唾棄する物事の顛末になびく饗宴やらに散華し、感傷的なアルカロイドを含んだ情念が、世界性を征服し、複製される所以に硬化していく面影に汚れながら、快活な要因の中で妨げられ、涅槃をめざす幼稚な理想に、起草していくものが、エモーションをたずさえ、些細な動機の彼方で、価値観を屠りながら、吐瀉していく情念のハーモニーや、リリカルな乳歯に生えたカビや、過敏な思春期の回路を汚すための呪文や、受胎していく先々で、意識的な位置に補填されていく瞬間が重なり続けては、みだりに迫る有形の事実が、実態をも破壊し、心情は信じることで葬られる豊かさと、儚さの差異から生まれたたわいないことが、答えを持て余し、戦争に至り、傷つくことに浸り、戦争は激化し、憎悪は、憎悪を呼ぶことしかできずに、どこかの正義は悪であり、誰かの悪は正義であり、絶え間ない善悪の闘争から、等差は生み出され、打算的にからまる先々で戒律を生み出し、理性から乖離し、理解を求めては、妨げられるだけに至る原罪から、匿われた意識は、匿名の中で傲慢になり、偽名の中で投下されるミサイルにより、跡形もなく破壊するだけに至るような、情報社会的な社会主義の中で偽装されていく真実が、あたかも事実のように語られる理想により操作されていく人々を貪る退屈を埋めるための倒錯から、発信される事実に食い込む認識が、正しさを利用し、正義を偽装し、犠牲にするための悪をねつ造していく。