昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

泡沫の裏側

くたびれた君と意味、捕捉される運命がぐんぐんと伸びて、たたずむ基礎や規律を破砕して、たんたんとしのぐあたりから、風景を摩耗させて、季節を折り返して、応用されるだけの真実に堕落するだけの粛清に耐えて、互い違いになる君のさえずりが、こまくをふるわせて、君の軌跡を包む波音や、制限を持たずに添い寝して、精錬される日々に一致する言葉が摩擦を繰り返して、空疎な自分を翻して、悲観するよりも速く突き抜けることが、次なる価値を見出すのですとか、出来合いのものを愛しては、つまらぬ日々を紡ぎ、なにかを愛しているという、理不尽な思いに詰め寄られ、つくづくに思うことが、枢要なもののように感じさせられ、簡単に消費され、収容されていく人々の群れは、機能するかしないかでしか、契約を結ばれずに、ずっと退屈な対価を追いかけては、不純な意味を見繕い、有るか無いかでしか判断できないから、伝達されたものを崇め、大切そうに奉り、退廃的な神に拝みながら、青空がひろがる美しさを知らず、ただ与えられ続けるものだけが、真実のように換算される間で、緩慢につながる日々が均等さをうたいながら、奪い合うことでしか、自らの正しさを見出せずに、いじらしく紡ぐ先々で、厭うだけの日々にまばらに現れる愚かで理不尽な慈しみに染み入る思いが朧気で、儚く結ばれる無数の思いが、宇宙の終わりに交わり、また始まり、同じことを、同じように繰り返し、時間を持たず、空間もないところから弾けた私たちは、継続し続けることにより強靭になり、成功するとか叶うことなど気にもとめずに、求めるほどにすり減るように感じることもなくなり、肝心なものとは、ずっと永遠のコアになびく果てに、果てすらもないのかと、敷衍する一切に結末が有ろうが無かろうが、中身が有るとか無いからも放たれて、度重なる無秩序な波形で、無住なままに、さまよう。