昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

日々

浪費されるための日々のニキビ。ここにおとずれるものとズレたって、お構いなく進むのが、私であるし、あらゆる方向を無視して、無我夢中に貪る陽気なだけの私は、堕落したって気にも留めないし、気が気でないことでも、気分が良いし、動揺すらしない。犬のような猫と散歩して、散漫な君の快楽とやらと会話を続ける。いつだって人は堕落するものだし、惰性に引き伸ばされる命は美しくないのって、君は猥雑な空に悲哀を投げかけるから、乾いた風は、受け入れるべき運命なんかなく、ただ流れに反して、ただ勢いよく滑空すべきだと語り、加算されるものなどは、あっという間に他者を介して、暴力的なものに変わるし、感情的に歪む優美な結末も、過ぎ去れば、いつしか憎悪に変わるものであるし、あらゆる阻害を生み出して、今を踏み台にして、誰かを蹴落とすような快楽だけが、あたかも今を意味のあるようなものに変換し、侵食してくる予兆に飲み込まれ、無惨に散りゆく様を傍観する。女はある一定の年を超えると、空を飛ぶらしいと、広告がうたう健気な夜。きらめく衝動性の匂いや、結合される瞬間だけが、意志的な自由を感じるのと、君は阻害されるだけの今に補完され、悲観的な夜を飛びながら、感傷的なアスファルトにばらまかれた生々しい血との接合を求め、古びた感情に引き戻される。秒針が刺さった人形。上面の言葉が時代を硬直させ、安易な考えが抑圧を生み出し、深入りするほどに増していく不快感に捕まえられる。