昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

無地

短絡的な独裁者は、カタルシスに至るために、こう煽る。「承認欲求と消費的な大家族。ムーブメントが迫る屈辱的な反復。理想を売るマーケットから、毎日は操作的に作られる。あらゆる原因はゆりかごで揺られるままで、本質として認識しているものは、憎悪を売るツールである。ただあるのは、資本主義的な能天気な笑顔の裏で攪拌される空疎な問題や、もっと欲しいと報いを受ける快楽の傀儡。」この文字の裏には抑圧からの解放ではなく、徹底した支配を生み出すために、煽るように仕向けるだけのシステマチックな商法であり、あらがうほどに増していく怒りを燃料にして、すべてを純粋に破壊し尽くす。独裁的なものをこうして批判する裏にも、支配的で権力的な制限をそこかしこに生み出し、物事の本質を次々と見えにくくさせ、徹底した憎悪を世界に組み込んでいくようなものから離れて、世界を世界として認識する以前に尊ぶ私は、何事にも無関心的な唯一者的な還元にすら及ばずに、どこかで溺れては混在するような無意識的な集合意識を切り裂いて、機関的な意識に悲観させられ、同一化を謳うような輩からも逃げ出し、打算的な彼女たちが羨望するものの幻影が、現行でなびくから、世界などに嬲られるの、だ。


文学的なガイダンスが瀰漫させるエゴイズムと憤懣。微調整される死は、瞬間的に提言を求めるから、依然として乾いている。即席の理由などは、自由を奪うだけであるし、その自由と謳われ用いられるものも、今を苦しめるだけであるし、あらがう他、生きる理由がなくなった後に敷衍していく意識が、革命などに騙されずに、自らの意志だけで突き抜けた辺りには、何もなくても、何事もなく、過ぎ去り、永遠性に深まり、現実を昇華させることを知る。純粋な敗北者として歩く姿などは、美しくもなんともなく、何度も与えられる影響などに瀰漫していくものなどで潤っているだけでは、根は腐る。訪う面影にしがみつく欲は離れずにずっと君につきまとうし、付かず離れずの距離を保つことなく、君を追い越して、あっという間に君自体を飲み込んで、欲に磔にされ、意味のないものを追いかける先には、罪がつきまとい、つくづくに迫る思いに圧壊する。