昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

業火

そこに居たはずの本物の友達も死んで、シワクチャになるまで世界に拘束される。生きるためのコードは、生きるための躊躇を絶え間なく生み出し、そこかしこで反復し、反芻するものが、今に孤立感を与え、絶えずつながるということは、孤独を絶えず反乱させ、生きていることに与えられた価値の中で孤立し、コントロールされることだけが、ここでの正しさを生み、枯渇しないように与え続けられる栄養と神たる情報や宣伝が継続的に脳内に刷り込まれて、意識は磔にされ、些細なことで苦しみを媒介させ、すべての苦しみと世界をつなげる媒体として働く君の無秩序な怒りに、無関心な全人類との戦争に参加する僕らの枢要な存在や身体などは軽視され、並べられて次々と処刑されていくことを永続し、軽薄な系譜を引き継ぎながら、引き裂かれ分離していく四肢の影や、粉末状になる肉体と欲が離れた後にも、僕の欲は誰かに引き継がれては、次なる暴力を生み出すのかと、見透かす未来は打算的な奴らが参画するものに隷属させられ、与えられた規律や法により切り刻まれていく人々の生活の背景には、血とフェルメールの青が、あるいは低劣な決意を憤懣に課せた罪の意識を儀式的に昇華するような輩の騒ぐ声や、軌跡を踏みにじり、他者を食い散らかしながら、駆逐されるだけの国家の奴隷として、皆が同じ服を着て、行進する先には決して終わらぬ国と、独裁よりも同化により、世界は自らの力だけで抑圧を生み出して、自らを苦しめるためだけの法が循環して、端々には憎しみばかりがたまり、退廃的な化粧をほどこした同じ顔した彼女たちの軍隊が、世界自体を破壊しないまでも、破滅的に追いやるような形の中での価値など糞食らえ。あるいは私以外は糞ですらなく、私は君の栄養になるために産まれたんではないと叫ぶ君の美しい目の奥の業火。