昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

産卵

さよならが肥大化して、宇宙に化けた。馬鹿げた世界に迎合されるわけにはいかないから、いけ好かないような奴の相手なんか、している暇もないから、かかずらうだけの日常を昇華させるためだけに生きて、不健康なウサギに乗って、沸点をつぶして、愛に生きて、うぶで前衛的な面影を蝉蛻させ、猥雑な座標や、空白を探す確立された日々なんて、延々と罪を課せられるばかりだし、堕落した悠遠に刻まれる早熟な神と旅をして、貧しくてもずっと豊かに創造を続け、満足なんてものはいらないから、退屈に駆逐され、食いつくされる前に逃げ出すよろこびが反響し、完全性なんていらないから、明晰なものなどないから、どれもが、そこで消費されるためだけに現れ、次々と苦しみを深めては、不可欠なものや、不潔なものなどを織り交ぜながら成長する。