昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

波形

アイロニーな街が論理的に消費していく誇大妄想が加速して、引力に反するインディアンたちが歌う精霊的なリズムが唸り、代用品として悶える化石のような美しい恋人たちは、本質的な愛を損ない、姑息にもたげる憂鬱の歯がゆさが、愛に似たようなものだから、何か愛しているような雰囲気に騙されて、些細な所以に遊蕩して、試練やジレンマが肥大して、悲観的に移ろう悠遠から引き取る卑近な例によって、隷属することを厭わぬような正当性が、世界性を駆逐するような辺りから、引き伸ばされる破壊兵器とカスタムされた君の災いの呪詛から、倦怠感を撒き散らす女神たる君の加工した真理によって、屈辱感を溜め込む製品的な豊かさが加速して、一過性のものに支配されていくケモノたちが奪い合う日々の中で、仮想し続けるものなどは、ほとんどは事実であり、想像と現実には距離などなく、与えられた価値に左右されればされるほどに、境目は広がり、疲憊していくだけの、君の言い訳ばかりの日常に気配などなくなり、内外に放たれるものは、どこにも行き届かずに、吸収されずに分散され、瞬く間に消えゆくものであるから、君の抱えた不安なんかは、すぐさま楽になるし、考えがふかまり、事実を超過し、加算されるものなどに振り回されずに、自分の豊かさだけで、成長を続け、聖地なんてありもしないし、忌み地なんかも、ただ名付けられたことにより、そこで忌み嫌われるものが強固になっただけであるから、すべては、与えられることにより、支配されるだけに至るのだから、すべてから離れ、孤独であろうとも、追求する先には輝き以上の何かがある。