昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

破壊的な君

いい匂いがする本が好きだと、笑う君の目の奥にきらめく銀河や、持ったされた憎しみにより食い尽くされる人々の構図や、ちらばった意識が無限大の宇宙を形成し、生まれては消える運命だと、インモラルな衝動に沈み込むニヒリストたちの競合や、駆逐されても尚、この運命は、ミメシスに反して、強要されるものに依存せずに、センチメンタルに重なる音と音が整う原野で、モノクロームな夢と前衛的に溶け合う創造的な発散から、昇華に至るまでの軌跡を残し、弾ける超誇大妄想が、ガンマ線バーストを引き起こして、違う星を傷つけるか、消滅させるに至らせるようなネットワークによる最終戦争や、来ない夜を追いかけ、均等な日々を平均的にむさぼる輩が使命感なんかに屈従するような悲劇的な慈愛にもてはやされた同情により、人とは人ではなくなるのかと、出来合いの真実をうながす迎合されるだけの言葉にひれ伏すだけの運命論者が、懈怠させるための幸福や自由や希望を嘯き、閉鎖的なノイズを発生させるエゴイストたちが、己の儲けのために狩るような市場では、採算を合わせるために、散財を繰り返すような利己的な収集車が暴走し、次なる犠牲を求める弱者は、自らより下に落とし込むために、同じコミュニティーで争いを続け、外に現れた敵に駆逐されるだけの集まりの中で、自らを強調するために、同調を求め、同意に至らぬからと、内部での闘争を深めるだけの集団心理が、陰鬱な証拠をモチーフに、つぎはぎになった理想を掲げ、内なる敵に立ち向かうように、すべてに裁きを加え、そのコミュニティーに収まる限り、自らを見失い、そのコミュニティーの内部で行われることだけが真実であると考え、その考えの誤りに気付かずに、理想は理性をなくして、ただ破壊することだけに専念する。