昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

祝祭

運命などないから、私たちはあらがうのかと、加算される事実にもてあそばれ、てなすげられた先には悲劇が待ち受けていて、いたわれることもない君を癒すのは、君自身であり、積みを培養し、憎しみをふやすだけの君たちの理想や理屈を飛び越えて、あらゆる意味を超過し、加算される原理が利己的にからまり、関わるほどに手詰まりになる。ただ愛するがゆえにすがりつく動機に放たれ、はびこる悪意が収斂し、罪を切り裂き、汚い価値を超越する。あらがう儚さと、はしたなさに共鳴し、荘厳なメロディーに変わる原野。理論を相続する君は、豊かさなどを謳い、求めることでしか満足できないような機械的な風にゆらぎ、悠揚な事実に帰巣する真実にもたらされる空腹によだれを垂らす貪婪な街を通過し、加算されるギミックや、強要されるだけの意味に打算的に加えられる今に関与するほどに、増していく憎悪の波形や、経過するほどに惑わされる人々の間で、起算される原理や、攪拌される曖昧さにさえぎられ、本質的なものを失い、喪失感に硬化する。感傷的にたずさえる罪を服用する君の誇大妄想にからまる記憶がたずさえるエゴを飛び越える。ただよい眠りに耽る。助けは来なくとも、自ら癒す方法を知る私は、何かに苛まれることもなく、理も捨て、疲憊してもなお、進むためにためらわずに、新たなものを創造し、想定されるものなどは、正しいと名付けられたばかりでたよりないから、大したこともないから、尊ぶことを知れば、そこですれ違うだけに至った経緯などは、ただ過ぎ去ることだけであって、そこにあったものも、同じように繰り返され、無限的になびく風景でもがくよりも、でたらめに愛して、また出会うまで、さようならと告げ、同じように分かれて、かなぐり捨てた明日も、きっとどこかでは、笑顔に変わるだけだ。