昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

優雅な接続

考える葦であると、パスカルが語る前から考えに耽り続けた幼少期、未だ10センチにも満たん足をペタペタさせながら、善悪や存在についての疑問を解くために、学校にも行かんと一人考え続けるのが仕事であったから、仕事をし始めて四半世紀は過ぎたのか、と加算される原理はあまりにも数学的なものやし、与えられたもんなんかが義務化を押し付けたりしよるような世界から逸脱して、物の価値なんかを超えたあたりで私は達観しとるんもちゃうから、勝手気ままに自らの意思で踊るんが正解やと思うから、しのごの言いながら、死後硬直する前に、この身体から抜け出して、たましいでドライブして、データのバックアップや、デバックやデバイスとか、横文字が横行する神さんの部屋で、朗々と考えを萎縮させんと引き伸ばしたり、まとめたりさせながら、些細なことに気を取られつつも、寝たら忘れるから、一眠りする。恋の始まりはとても良い匂いで、恋の終わりが近づいて、家に着く頃には腐ってもうて、始まりの心踊るような香りはなくなって、ただツンと香る匂いに吐き気すら催す、と歌う詩的な鳥たちとの光合成を続ける夏の雨が感傷的に降り続いて、刹那に輝くエモーショナルな光の螺旋階段を上って、罪に絞殺されるまでの閃きにひずむ余韻が因果を切り裂く、と歌う彼らの慟哭を彼女たちは知らないから、すぐさま恋人見つけて、過去の君などはすぐさま忘れて、君なんかは薄気味悪い影にしか思われんくなる、という恋人たちの出会いと別れの繰り返しから逸脱するために結婚するんかと思ったら、結婚なんかは形あるだけのものであり、形容されるために収まるだけの箱になれば最後、そこは楽園ではなく、監獄になってしまうだけなんやけど、孤独のが怖いよね、ひとりを選んどいてあれやねんけど、この孤独は絶えず意識を魯鈍にしよるし、寄せ集めたメタファーなんかでは解決できんくらいの宇宙サイズの恐怖を生み出して、今を苦しめよる、この孤独という病を過ちに変えるような体系や体制に反するための大義を持たん限りは、孤独に駆逐されてしまいになる。

有るもんで足るなんてもんを教えても、足ることを知ろうとせんかぎりは、有るもんすら不確かなもんで、認識されんままでは、その場で朽ち果てるだけの存在なんてもんは、光の屈折によって見え隠れするだけで、光があらへんかったら、あらへんのとおんなじという有るとは、どこに有るんや?て君はカタルシスに至らんと、シオニズムなんかに触れて、なんかヒロイックになって担う未来は人が作った神から逃れられんと、愛することを謳うばかりである。